広瀬すずさん主演の映画「ちはやふる」を
見たことありますか?
百人一首を用いた競技かるたの世界を
題材にした映画です。
筆者もかって、競技かるたをしていた
時期があります。
ある団体の大会で優勝経験もあります。
百人一首といえば、お正月に、詠み手が
札を読み上げ、下の句が読まれはじめてから
場に置かれている札を探す。
普通の家庭で行われている百人一首とは
おそらくこのような光景かと。
競技かるたの世界は、まさに180度
別の世界にあります。
そもそも下の句は一切不要の世界です。
いやもちろん、下の句の獲得件数を
競うのが競技かるたなので、不要では
ありませんが(笑)
相撲の世界で、横綱に、小学生が挑んでも
100%勝てない、というものが
ありますが、競技かるたの世界は、
そのレベルではありません。
未来永劫、未経験者は、経験者に
勝つことはありえません。
そのほどの違いがあるのが、競技かるたです。
なぜそこまで言い切るかと言いますと、
上述のとおり、そもそも、下の句が
読まれる前に終わっていることにあります。
その肝となるのが、「決まり字」と
呼ばれるものです。
聞いたことはありませんか?
このフレーズ
「むすめふさほせ」
これは、百人一首の中で、一字決まりと
呼ばれる札のことです。
この決まり字を100首全部覚えて
いるから、上の句が詠まれた瞬間に
札が飛ぶ光景が産まれます。
これが競技かるたの世界です。